投資の話

一括で100万円投資、そのまま20年放置すると?

一括投資100万円、20年後の未来は?長期投資のシミュレーション

はじめに:一括投資の魅力と注意点

「まとまったお金があるから、一気に投資してみたい!」そう考える方も多いのではないでしょうか。一括投資は、積立投資とは異なる魅力を持っています。今回は、100万円を一括投資し、20年間運用した場合のシミュレーションを通して、その魅力と注意点について解説していきます。

一括投資の魅力

  • 複利効果の最大化: 一括投資は、最初の年から運用益が全額元本に組み込まれ、複利効果を最大限に享受できます。
  • 手数料の削減: 積立投資のように、毎月購入手数料がかかることがないため、コストを抑えられます。
  • 市場の急変に対応: 市場が上昇局面に入ったときに、一気に投資することで、大きなリターンを得る可能性があります。

一括投資の注意点

  • 市場変動のリスク: 一括投資は、投資開始直後に市場が下落した場合、大きな損失が出る可能性があります。
  • 心理的な負担: 一度にお金を投資するため、心理的な負担が大きくなる可能性があります。
  • 機会損失: 市場が上昇している最中に投資した場合、さらに高い価格で買ってしまう可能性があります。

100万円を一括投資した場合のシミュレーション

[画像:100万円を一括投資した場合の資産推移グラフ(例:年率5%で複利計算)]

出典:複利計算ができる資産運用積立シミュレーション | Money Journey (moneyforward.com)

上記のグラフは、100万円を一括投資し、年間5%で複利で運用した場合の資産の推移をシミュレーションしたものです。

  • 20年後には約270万円に! グラフを見ていただくとわかるように、20年後には元本だけでなく、複利の効果もあり、約270万円にまで増えていることが分かります。
  • 複利の力: 複利とは、運用益が元本に組み込まれ、翌年以降の運用益の計算に含まれる仕組みです。この複利効果によって、資産は雪だるま式に増えていきます。

一括投資で成功するためのポイント

  • 長期的な視点を持つ: 短期的な市場の変動に一喜一憂せず、長期的な視点で投資を続けましょう。
  • 分散投資: さまざまな資産に分散投資することで、リスクを分散させましょう。
  • ドルコスト平均法との併用: 一括投資と並行して、ドルコスト平均法も取り入れることで、リスクを抑えることができます。
  • 定期的な見直し: 経済状況や自身の状況に合わせて、定期的にポートフォリオを見直しましょう。

どんな商品で一括投資をする?

  • インデックスファンド: 特定の指数に連動する投資信託で、世界株式や日本株式など、様々なインデックスがあります。
  • ETF: 上場投資信託の略で、株式のように取引所で売買できる投資信託です。
  • 個別株: 特定の企業の株式を購入します。

まとめ

一括投資は、まとまった資金がある場合に有効な投資方法です。複利効果を最大限に活かせる一方で、市場変動のリスクも大きいことを理解しておきましょう。

【注意点】

  • 投資には元本保証がありません。
  • 過去のパフォーマンスは将来の収益性を保証するものではありません。
  • 投資をする前に、必ずご自身でよく調べて、または専門家にご相談ください。

一括投資と積立投資、どちらを選ぶべき?

一括投資と積立投資、どちらを選ぶべきか迷う方もいるでしょう。どちらが良いかは、個人の資産状況やリスク許容度によって異なります。

  • 一括投資が向いている人:
    • まとまった資金があり、リスクを取れる人
    • 長期的な視点で投資をしたい人
    • 市場分析を行い、最適なタイミングで投資したい人
  • 積立投資が向いている人:
    • 小額から始めたい人
    • リスクを避けたい人
    • 毎月コツコツと投資を続けたい人

比較した記事があります。参考にしてみてください。

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一括投資は、資産形成の強力なツールとなりえます。ただし、リスクも伴うため、慎重に検討することが大切です。ご自身の状況に合わせて、最適な投資方法を選び、豊かな未来を目指しましょう。

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zakky
大学卒業後看護師として働き始める。 初めての一人暮らしも始まり、同期にも恵まれた為毎日遊び放題。 気づけば貯金は雀の涙ほどに。。。 とりあえずお金を増やしたいと何も考えずに大手証券会社で口座を作り 看護師2年目から個別株へ投資を開始。 元金が少なく結局ほぼ変わらない状態で個別株への投資はあきらめ 資産運用の勉強を開始。 2021年から積み立てNISAを開始。 2022年ファイナンシャルプランナーの資格を取得。    さらに投資額を増やし、投資額500万を超える。 2023年資産800万を超える。